糖質制限食をしているのに血糖値が下がらない

炭水化物を取るから糖尿病になる?

 

糖質制限すれば血糖値は下がるか

血糖を下げるために、糖質制限療法をされている方もいらっしゃると思います。

 

しかし糖質を多く食べるから糖尿病になる、という訳ではありません。

 

糖尿病でない方は、砂糖をたくさん取っても血糖はそれほどあがりません。
糖尿病になると糖質を食べると血糖値が上がります。
それは血糖をうまく下げる機能が落ちているためです。

 

実は、たんぱく質や脂質も、体内ではブドウ糖に合成されます。
糖質制限をしても、必要なブドウ糖は、肝臓で作られるのです。
炭水化物ゼロの食事や、ロカボを長く続けたりしても低血糖で死んでしまわないのは、こういう仕組みがあるからです。

 

ですので糖質を制限するよりは、糖質を食べても血糖が異常に上がらない状態にするほうが近道です。
その方法の一つが、肥満の解消です。

 

太っていると、インスリン抵抗性が出てきます。(インスリンが正常に出ているのに血糖値が下がりにくくなることです。)そのため血糖値が上がってしまいます。

 

※それほど太っていなくても(BMIが25以下でも)、過剰なエネルギーを取っていると、血糖値は下がりませんから注意が必要です。

 

BMIは肥満の度合い、体重÷(身長×身長)の数字です。
(例)60kg÷(1.6m×1.6m)=23.4

 

筋肉が多いかなどの体型にもよりますが、糖尿病の場合、BMI23.4ならもう少し痩せる必要があります

 

 

糖質制限食は合併症を引き起こしやすい

そもそも2型糖尿病の背景には、メタボや高コレステロール血症、動脈硬化などがあります。

糖質制限と合併症

糖質制限食では、肉魚など蛋白や脂質の摂取量が増えます。
これは高コレステロール血症などの脂質異常症を悪化させる元凶になります。
脂質異常症で血管が狭くなってくる(俗に言う血がどろどろになる)と、心筋梗塞や脳梗塞につながります。

 

高血糖や脂質異常症で血管障害が起こり、糖尿病性腎症になる方も多いです。
肉や魚を多く取る高タンパク食は腎症を悪化させ、最悪の場合は透析が必要になります。

 

過度な糖質制限食は、一時的に血糖値が下がっても、動脈硬化や合併症のことを考えれば危険です。
お菓子や砂糖を適度に控えることは大切ですが、主食を取らないのはやめた方が良いです。

 

血糖値を下げるには、適切なカロリー、栄養バランス、低塩分(食べ過ぎずにすみます)を守って肥満を解消すること(過剰なエネルギーを取ることをやめる)が近道です。

 

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